信仰について
武蔵第六天神社は、天明2年(1782年)の創建で、城下に暮らしを立てていた農民の豊饒為福、商人の商売繁盛等を図るには武蔵第六天神社の御神札がなくてはならぬものとされていました。
年に一度、向かい天狗の絵馬と神札持ち帰り、祈れば霊験を顕されると云われ、今日の第六天神社の信仰の大きな基盤となったのです。
古来より当神社に伝わる『向かい天狗の絵馬』は、火難・盗難・疫病を除き、邪気を祓い、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛等に霊験著しい護符で、現在も御眷属である天狗の神額を受け、一陽来福を祈る参拝者で賑わっております。
諸々の心願を叶える御眷属 天狗様
- 火防
- 盗賊除
- 疫病除
- 家内安全
- 商売繁盛
天狗様は、武蔵第六天神社の御眷属(御使役)であり、諸々の心願や信仰の仲立ちをされる役目をお持ちになり、古来から手書きの手法で伝わる向かい天狗絵馬を授かる人々は後を絶たず、御神徳の雄大無限なるあらたかさを伝えております。
向かい天狗の絵馬は、火難・盗難・疫病を除き、邪気を祓い、以って家内安全・商売繁昌・五穀豊穣等に霊験著しい護符であります。お受けになりましたら、下記の如くお飾り願います。
絵馬
御眷属(天狗絵馬)は、玄関・門戸の入口にお飾り戴く事により外からの邪気、諸々の禍事、疫病を塞ぐと共に、盗賊・火難を除けると言われております。
お店・会社等の場合は人の出入口等にお飾りください。
※畑等にお飾り戴く場合は青竹に挟むか又は紐等で結んでお飾りください。
御神礼
諸願成就の御神礼は、玄関入って内側(お店・会社にあっては人の出入する場所の内側)にお飾り願う事により家内を護り、諸々の心願を成就され以って家内安全に霊験ある神礼です。
特殊信仰耳病平癒・頭痛平癒
- 耳病平癒
- 頭痛平癒
古来より、耳病・頭痛等の病に霊験著しい護符として、 神錐(きり)を用いた特殊信仰が伝えられております。
毎朝・毎夕、第六天神の御名を唱えながら、耳(または悪い所) を突く真似事を3回繰り返し行います。
そして、平癒の暁には、神錐を2本にして納札殿に納めて戴くものです。
心身の災厄を移す厄落とし割玉
- 厄落とし
- 病気落とし
- 災難落とし
武蔵第六天神社は、古来より厄除けの神様として多くのご信仰を集めて参りました。
厄落とし割玉は、割玉にて身体を撫で、心身の災厄を移し、厄石又は要石に割玉を投げ、災厄を落します。
割玉には、大厄割玉もございます。大厄にあたる方、困難宮・静観宮にあたる方、大きな災難があった方、大病をされた方は大厄割玉にて災厄を落としてください。
厄落としの作法
- 割玉にて身体を撫でる
- 唱え詞を三唱する
- 割玉に三度息を吹く
- 割玉を厄石にて割る
唱え詞
祓(はら)え給(たま)い 清(きよ)め給(たま)え 神(かん)ながら守(まも)り給(たま)い 幸(さきわ)え給(たま)え
福徳を授ける御神木
- 心願成就
- 合格祈願
現在社殿の中に大切に保存されております。
御神木は、大天狗・烏天狗が宿り、奉拝者に御神徳を授けたと称され、今日も尚、災厄除去・無病息災のために御神木に触れることを唯一の念願として奉拝する崇敬者で賑わっております。
この御神木を両手で触れ、心願を込めれば願い事が成就すると言われ、多くの合格祈願者や試験合格を願う親御等、参拝者が御神木に触れ心願成就を願っております。
天神六代なる面足尊
- 足病消除
- 交通安全
武蔵第六天神社は神系七代、即ち天神六代なる『面足尊(おもたるのみこと)』と『吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと)』 の二柱を主神となります。
「面足」の御名から『不足なく整い備わる』という意味から健康長寿、即ち足腰健康の御利益があると信じられています。更に「足」との関わりから、近年は交通安全の神としても尊ばれています。
この神は神代七代の第六番目に当たるため、仏教・修験道で信奉した第六天に擬せられ、「第六天魔王」として修験者により信仰が広められました。